「…………っちる!…………満!!!」
「うわぁっ!?」
親友の声で
遠のきかけていた意識が戻る。
「……喋ってる時に寝るのやめてくれる?
どんだけ疲れてんの。」
「ご、ごめん!真衣ちゃん……。
昨日、あんまり寝てなくて。」
「どーせ満のことだから
また勉強してたんでしょ?」
私、本田満(ほんだみちる)の親友、
辻 真衣(つじまい)が
お弁当を口に入れながら
呆れ口調で私に問いかける。
「だ、だって……
今の数学のところ難しくて
最近ついてけないんだもん……。」
「はいはい。
大丈夫、あんたは十分
ついていけてますから。
嫌味に聞こえますよ、学年5位。」


