私は恋を知った。








「海斗っ!」





学校から走りっぱなしで
私は息を切らしながら名前を呼んだ。








「お姉ちゃん、遅いぃぃ〜!!」






ぷぅっと頬を膨らましながら
不機嫌そうな顔をする
私の弟、本田海斗(ほんだかいと)。





「遅くなってごめんね?」





「いいよっ!お姉ちゃん
早く帰ろぉー。お腹すいたぁぁ。」





海斗はそういって
私の腕をグイグイ引っ張る。






「……はいはい。」




私はそんな海斗の様子をみて
クスッと笑い歩き出した。