「それじゃ、二人ともよろしく! 舞、楽しめよ?」 手を振ってまたどこかへ行ってしまった。 ねぇ、渉。 よくこんな広くて人がいっぱいの中、 あたしを見つけられたね。 やっぱり運命の糸が あたしたちには繋がってるのかな? あたしも、渉のことなら簡単に見つけられちゃうよ。 好きな人って どこにいてもすぐ見つけちゃうよね。 その人専用のレーダーでも使ってるかのようにね。