「はー…、スッキリしたぁー」 お手洗いから出ると、 こっちに裕貴くんが向かってきたのが見えて咄嗟に逆戻り。 逃げちゃった……。 裕貴くん、気付いてなかったよね? 「そろそろ大丈夫かな?」 お手洗いから出てキョロキョロしてみるけど誰もいない。 良かったぁ…。 さつきたちが待ってる食事会場へ戻ろうと歩き始めた瞬間。 グイッと腕を誰かから引っ張られた。