「自己紹介がまだだったね!私の名前は清水真珠(しみず まみ)宜しくね!あなたの名前は?」
「俺は真宮零(まみや れい)よろしくな!」
自己紹介を終え、二人は病院の出口へゆっくりと歩き出した。
零は診察に来ただけだったので私服だったが真珠の格好はどう見ても私服ではなく、入院患者のものだった。
白い柔らかそうなパジャマ生地のワンピースに白い七部丈でワンピースと同じ生地ののズボンをはいてスリッパを履いていた。
「真珠さんは入院中?」
「そうなの。あっ真珠でいいよ!」
「じゃ、真珠!俺、明日も診察来なきゃだからさ、今日のお礼に差し入れ持ってくよ!なにがいい?」
「えー!嬉しい!んーどうしようかなーー…あっドーナツが食べたいな♪」
「おっ了解♪じゃ明日の10時くらいに行くね」
「うん!ありがとう!じゃあね、また明日!」
「ばいばい!」