「おはよー。」



「あ、大輝おはよ。久しぶり!」



久しぶりにみんなの顔を見れて嬉しい。

けれど。


「鈴花?おはよ」


「あっ、大輝おはよう。」



鈴花はなぜか顔が曇ってる。

話しかけてもボーっとしてる。




「席についてください」


多分もうすぐ席替えだ。
鈴花をこうして後ろから眺められるのも
もう終わりだ。


というか、鈴花から
負のオーラがでまくってる。

鈴花から負のオーラが出る時は
ほとんど駿さんと喧嘩したときだ。



「鈴花ー。けんかでもしたか?」


「大輝ぃぃー。けんかしたよ。それも大ゲンカ。」


「なした?俺でよかったら聞くよ?」


鈴花は目に涙をためてる。



「大輝。鈴花たちもうダメかもしんない。 」

「なした?」



「長くなるんだけどいい?」


「もちろん。」