お前が好き、大好き。







担任の長い話も終わり、


この学校特有の謎の交流タイムと呼ばれる


時間になった。


今日から3日間、1日20分クラスの人と


話すための、いわゆる自由時間だ。


俺と健ちゃんみたいな元々友達みたい人は


少ないらしく、時間になっても


ぼそぼそと話声が聞こえるだけだった。


「健ちゃん。どうするこの空気。」



「どうするって言われてもねえ。 」



しょうがないんだけど、静か過ぎて落ち着かない。


とりあえず、と思って周りを見渡した時のこと。