次の日。まぁ詳しく言うと7時53分。


未だに起きない健吾を起こすため、二階へ。


「開けるぞ…っておい、イビキかきながら…おっさんか。」


なんかつっこんだね。いいじゃないか。


健吾の寝顔、初めて見た。意外にかわいい。


「なぁ、起きろ健吾。朝だぞ。学校…遅刻するよ」


「……んにゃ……ねむーいぃ…」


「ばーか」


「ふんあぁ!?今ばかって言ったな!?なめ「学校」



「あぁ!!学校!学校がぁ!学校滑降。なんつって。」


怒ったり焦ったりギャグ言ったり…大変だねぇ。


「ねぇちゃん、行ってくるよ。」



「あいよー。気を付けてね。」



「健吾ォ、朝ごは「いらん」



「ネクタイずれ「どーでもいい」


むっかつくぅ。


「よしっ、出来た。行くぞ」


はいはい……


家を出て数分。学校に行く人がたくさん通る道へ。



「人いっぱいだねぇ。」



「だな。」



ザワザワ


周りがざわついている。まぁざわつくのも無理ないね。



だって、超がつくほどのモテ男が、自分の家の方からでは無く、私の家の方から登校してきたら…


何事か、となるでしょう。そんなことしてませんよ。大丈夫です、皆さん。私は処女ですから。