「もちのろんでニヤけるであります」 「右に同じ……です」 はっ!? とととと、ということは……… いくら朔哉サマが美しいと言っても、彼は男子。 グラビア写真を見てニヤニヤする恐れがある!? 「だ、ダメです大樹さん!!」 朔哉サマにそんな顔をさせるわけにはいかないと、私は大樹さんの腕を掴む。 「桜小路にこの本見せないで欲しいか?」 「……はい」 私のほうを見てニヤニヤする大樹さん。 うぅ……大体私になんで構うんでしょうこの人。