「えっと……ここに両足を乗せればいいんだよね?」


朔哉サマが恐る恐る足を乗せる。


ビーッ


「……エラーですと!?そ、そんなバカな!」


「さ、朔哉サマ、もう一度降りてから乗って頂けますか?」


「……うん」


そのあと、何回乗っても出るのはエラーで。
一体どうなっているのでしょう。


見かねた保健室の先生は、どこから持ってきたのか、古そうなメモリ式の体重計を私たちに渡してきた。