【完】ロボ☆コイ~私が恋した彼はロボット!?~


私はこっそり親指を立てた。

その時、朔哉サマと目が合った。


「あ、ユア……?ねぇ助けて!この人混みは一体なんなの!」


女の子たちの視線が一斉に私へと向けられる。


うぅ…2次元ならともかく、リアルでこういう体験をすることになるとは……


乙女ゲームの主人公のような誤魔化し方は到底できませんが…

私は私のやり方で、この窮地から朔哉サマを救ってみせます。


……はじめに言っておきます、怒らないでくださいね朔哉サマ。