彼が複雑そうな顔をする。 「キミの声がとても悲しげで……どうしてぼくはもっと早く踏みだそうとしなかったのかって後悔してる」 私の頬に彼の手が触れる。 「……っ!ダメです……!これは水で……」 「ボスが防水加工を強固にしてくれたからこれくらい平気。海とかに沈められたらさすがにアウトかもだけど」 「でも……」 「キミの悲しい顔や声は、これ以上知りたくない。ぼくがいない間ぼくがキミを悲しませていたと思うと、この辺りがすごく痛いんだ」