ふたりは逃げるように走って部屋を出て行った。 誰もいなくなった部屋に、ひとり取り残された。 「蒼サマ……私、間違ってますか?蒼サマが帰ってくるのを待ちたいって私の気持ちは、間違っているんですかね……」 「いいや、俺は間違ってないと思うよ。少なくとも君は、自分の気持ちをきちんと伝えんたんだろう?」 声がして顔を上げると、そこには3人分の飲み物を持った博士がいた。 「……はい」