【完】ロボ☆コイ~私が恋した彼はロボット!?~


嬉しさが滲み出るとか、どんだけキモいんだ私……っ!

途端に暑くなる顔を隠しつつ一刻も早くこの場から離れなければと思った。



「と、ととっとにかく!さようなら、おふたりさん!」


……かなり不審がられたのは、もはや言うまでもないかと。






校門を出たところで、名刺を取り出す。

書かれている住所を頼りに地図アプリで検索する。


あ……一言連絡を入れておいたほうがいいのかな。


行って誰もいない、なんてことになっても困るし。