【完】ロボ☆コイ~私が恋した彼はロボット!?~


私と同じように、笑ってくれたかな?


彼になったつもりでなんて言うのか考えてみても、さっぱり思い浮かばない。



彼がロボットだからじゃない。
私が、彼のことを知らなすぎるんだ。



「高丘、今日メシでも行かね?」

「はぁ?某が先に由藍氏をミ●ドに誘おうとしてたであります!」


さ、誘ってくださるのは嬉しいんですが……



「ごめんなさい。今日はどうしても外せない用事があるんです」


ブレザーのポケットにある名刺をぎゅっと握りしめる。