【完】ロボ☆コイ~私が恋した彼はロボット!?~


「由藍がどうしても言いたくないことなら無理には聞かない。でも、ひとりで抱え込まないで」


「……あ、あの……」


あ、あなた……誰ですか!?
私の知ってるの千博ちゃんじゃないです!


いつものオタク口調はどこへやら。

茶縁眼鏡の奥の瞳がばっちりと私を捕らえる。




「時々、由藍が心配になるんだ…………………………ゔあああああ!き、今日は某の好きなアニメの日!帰宅せねば!」


ま、まさかの友達二重人格説!!!

別に知りたくはなかったような……


千博ちゃんにも普通に喋ってる時期があったのかな……