【完】ロボ☆コイ~私が恋した彼はロボット!?~


彼のことを千博ちゃんに話してしまったら。

彼は『人間じゃない』って認めてしまうことになる。


いや、例え人でもロボットでも彼が彼で在ることに変わりはありません、でも!


どうしても、わかってはいるけど現実を受け入れられないでいる。



「……由藍」


「なんですか?あっ、今日は千博ちゃんの好きなアニメの日ですよね、早く帰りましょう」


カバンを肩にかけ、彼女に笑いかける。



「……ても!」


「え?」