【完】ロボ☆コイ~私が恋した彼はロボット!?~


「わかっているなら何故?キミがぼくに話しかけてくることはキミに何のメリットがあるの?」


ギギギ……カシャカシャ


冷たい空気の中、そぐわない機械音だけがずっと鳴っています。

彼の持つSPCからでしょうか。


黙り込んだ私にふぅ、とため息をつく朔哉サマ。



「…特に何もないわけだ。時間にして3分19秒のロスか。またね、ユア」


「っ待ってください!」


私はとっさに彼の制服の裾を掴んだ。