博士……が名刺をひっくり返すとそこにはどこかの住所と電話番号が書かれていた。 じゃあ、と言って手を上げて帰ろうとする博士の背中に問いかける。 「……ひとつだけ、いいですか」 「んー?」 「朔哉サマは……人間じゃ、ないんですね……?」 「……そうだね、恐らく君の想像で合ってるんじゃないかな」 今まで、確かに引っかかるところはあった。 自分を大切にしない彼をずっと見てきたから。 今の時代ならありがちな話なのかもしれない。