それから、5分ほど経ったのだろうか。 いや、10分かもしれない。 勢い良く玄関のドアが開いた。 「まさか蒼くんに呼び出されるとは思ってなかったなー、ねーおとっつぁん」 「全くだよ……今日は雨だから納品以外で外出る気なかったのに」 入ってきたのは、 よれよれの白衣を着た男の人と、大学生くらいの若い男の人。 だ、誰なんだろう…… 怖くなって朔哉サマのほうに身を寄せる。 「あーっと……君か、蒼のピンチを知らせてくれたのは」