「えー朔哉サマどこですか?はっきり顔まで見えないんですけど……」 「あ、今角の郵便局に入っていったよ。それよりユア、これ」 朔哉サマの手には、さっきまでなかった薄い水色のレインコートがあった。 「え、これ……」 「傘の少なくても5倍は外部からの浸水を防げる設計だから。それ、着なよ」 いつのまにと驚く間もなくレインコートを押し付けられる。 「え、でも朔哉サマも傘持ってないんじゃ……」