【完】ロボ☆コイ~私が恋した彼はロボット!?~


その顔で迫られても、選択肢ごめんなさいしかありませんけど。


「いやあのそろそろ……」


真面目に作業してくれません!?


手からホッチキスが離れてるんですけどさっきから!



私はため息をついたあと止まってしまっていた作業を再開する。



大樹さんになら私の気持ちがわかるはずなのに。



現実から逃げて、居心地のいい場所にいる私の気持ちが。



二次元という世界に、何度助けられたか。

二次元がなかったら、私は今頃なにに縋っていたのだろうかなんて想像できない。