「なぁ」 「はい」 「お前ってさ、桜小路のこと……」 「……その話耳タコってくらい聞きましたよ。ゲームの彼として、彼が好きなんです」 この人、若年性のアレ来てるんじゃないでしょうか。 私に何度同じことを聞くんだろう。 朔哉サマと一緒にいて感じるドキドキは、乙女ゲームをしてるときに感じるドキドキと同じ……だと思っている。 リアルで恋という恋をしたことがないから、きっと好きになったとしてもわからないかもしれない。