「おし、これで高丘の好感度3くらい上がったろ」 「ちょ、別に上がってませんよ!」 上がったのは私のテンションだけです! 「……っ、ごちそうさま」 朔哉サマがいきなり立ち上がる。 そして、なにも言わないでそのまま教室を出て行った。 「朔哉boyが非行に……?まさか、強気ヤンキー受け最強説を狙っての……!?」 「ち、千博ちゃん意味わかりませんから!……でも、どうしたんですかね?」 やっぱり、気のせいなんかじゃない。 彼との距離が、遠くなったのは。