(蒼side)

2XX4年、『日本』という国は深刻な超少子高齢化社会に悩まされていた。


晩婚化に伴い一度も結婚しないままひとりで一生を終える人の増加。


しかし原因はそれだけではない。



人々は揃いも揃って『資格』を求めはじめた。


自分ひとりでも生活が賄える収入を得られ、ひとりで生きていける国が認めた『国家資格』を。



一生仕事が出来るのはもちろん、どんな場所でも働ける。