「大体ぼくはキミと会ったのも今日がはじめてだしキミのデータはひとつもない。 キミも同じでしょ、それなのにキミがぼくを好きだなんておかしいと思わない?」 「う…だ、だって、私……」 「そもそも、なんなの恋って。人を好きになるって……一体なに?」 見たこともない朔哉サマを見て、背筋がゾクッと震える。 美しくて博識で、少し厳しいときもあるどやっぱり優しくて…… そんな私が知ってる彼とは、なにか違う。