【完】ロボ☆コイ~私が恋した彼はロボット!?~


人間、心配事が多くても、睡魔には勝てない……よう、です。


幾分も経たないうちに私は眠りの世界へ旅立った。





「ん…」


どのくらい眠っていたのだろう。

窓から入ってくる太陽の光が、起きたての目には眩しい。


徐々に戻ってくる感覚。


右手が左手に比べて温かいような気がした。



「あ、起きた」


SPCから顔を上げた朔哉サマと目が合う。



「ど、どどどうして朔哉サマがここに…」


「どうしてって…ユアの様子を見に?」