【完】ロボ☆コイ~私が恋した彼はロボット!?~


あぁ、前にもこんなことありましたね。


あの時は彼の手を迷いなく取ることができた。


でも、今は……



「ごめんなさい。平気、ですから」


スカートをパンパンと払いながら立ち上がり、
そのまま彼のほうを見ないで席につく。



「……由藍氏が変であります。さては、朔哉boyとラブイベントのひとつでもありましたな?」


千博ちゃんがニヤニヤしているのが、見なくてもわかる。


「ラブイベントって……別に、ユアとキ……」


「うわあああぁぁあ!!!」