【完】ロボ☆コイ~私が恋した彼はロボット!?~


自分の席につこうと椅子を引いたところで…


「あ、ユア、目の下にクマができてる…また寝てないんでしょ」


「ぴゃっ!」


朔哉サマの手が私の目元に伸びてきて、反射的に後ろに下がろうとして、引いた椅子に躓き転んでしまった。


いたた……


いつもどおりの彼を見てると、あの時のことは私の都合のいい夢だったのかなと思う。


朔哉サマがもう、鈍くさいなと言いながらも手を差し出してくれる。