【完】ロボ☆コイ~私が恋した彼はロボット!?~


「今のぼくは執事だから様はいらないんだけど。まぁ、ユアにしては上出来かな」


そう言いながら微笑んだ彼は、空になったコップにオレンジジュースを注いでくれた。


ご褒美、みたいな感じなのかな。



入れてもらったジュースを一気飲みして心を落ち着かせようとしていると、再び朔哉サマが問いかけてきた。



「ほら、今ならなんでも願い事聞いてあげるよ?」


一度だけだけどね、と付け足して。



夢のような時間を過ごすうちに、きっと私の思考回路は完全に崩壊してしまったのだろう。