【完】ロボ☆コイ~私が恋した彼はロボット!?~


瞬きをすることも忘れ、立ち尽くしてしまった。


「こちらのお席にどうぞ。暖房が効いているとはいえ、ブレザーは着たままのほうがいいよね」


そんな私の手を引いてエスコートしてくれて。


いつも使ってる机、いつも座ってる椅子。


それなのに、あの時とよりも楽しんでいる自分がいて。


「メニューの方はこちらで決めさせていただきました」


きっと今日の残り物であろうオレンジジュースと、コンビニで売っていそうなお菓子が目の前に並んだ。