「…どうなんだよ」 「……朔哉サマのことは好きです。でも…」 「でも?」 「私、三次元で恋するつもりなんてありませんから」 セーブもロードも、やり直しが効かない恋なんて。 選択肢がないデートなんて。 私には、できないよ。 そう言った私に、大樹さんは少しだけ切なそうに笑った。 二次元のことなら、ほとんどわかるけど。 どうしてそんな顔するの……?