特に当てもなく走って辿り着いたのは、校舎の端の方にある第二パソコン室。 第一パソコン室が新しく作り直されたから、もうここを利用する人は少ない。 幸いなことに鍵はかかっておらず、中に入ってドアを閉める。 「はぁ、はぁ……」 走って乱れた呼吸を整えていると…… ガラッ 「お前見た目によらず足早いのな。つ、疲れた…」 「えぇ、大樹さん!?」 ここまでつけてくるとかもはやストーカーの域ですよ!?