やはり、本人の意見も聞かないで執事喫茶なんて無理なのでしょうか。 「……そんな顔をされるとは。某はただ朔哉boyだから執事をやってほしかっただけだというのに…」 やだ、千博ちゃん泣かないで! 千博ちゃんが眼鏡を外して目元をこする。 「せっかく、片道20分の通学路をダッシュして自転車を漕いできたというのに……」 ポケットに手を入れ、鼻をすする千博ちゃん。 「さ、朔哉サマ……本当にダメでしょうか」 こんな千博ちゃんを見たのははじめてです。 私は助けを求めるように朔哉サマを見る。