「……まったく、ユアは一体なにしてるの。こんなことくらいで死ぬわけないでしょ。大方全力疾走でもしたんじゃない?心拍数が上がってるだけだよ」 朔哉サマが千博ちゃんの手首に触れながら言う。 そ、そうでしたか…… でも千博ちゃんの顔があまりにも真っ赤なので心配しました。 とりあえず千博ちゃんを椅子に座らせペットボトルを差し出す。 「で、ぼくに渡したいものってなに?」 私はわけもわからないまま千博ちゃんが持っていた紙袋を朔哉サマに渡す。