『みんなでひとつのものを作って青春』とか古臭い考えは嫌いですし、そんなことするくらいなら家で乙女ゲームをしているほうがよっぽど有意義です。



「はぁ……」


あとテストさえ終われば冬休みというこの時期に、この仕打ちはなんなのでしょう。



「はーい!はいであります!!」


千博ちゃんが手を上げながら立ち上がる。


「今年は執事喫茶で決まりであります!なんてったって某たちのクラスには秘密兵器とも言える

朔哉boyがいるのですから!」


「シツジ、キッサ……?大体なんでぼくなの」