携帯フケータイ。

仕方ないから俺も、道の端っこから理由を叫ぶ。


「道にー迷いましたー」


あぁー?と、おっさんは耳に手をあてる。


「だから、道にー迷いましたー」



それでも聞こえなかったらしく、おっさんは俺に向かって走り始めた。