しばらくすると、
逆の道から誰かが来た。

それに最初に気づいたのは俺だ。
「おい佐々木、向こうから誰か来たけど大丈夫か?」

そのとき佐々木もやっと気づいた。

「あー、さっきみたいに緊張したくないからもう帰るか。こっちへ来る人女子みたいだし。」

佐々木は女子に対しては…かなりの人見知りだ。

俺も中学校の時、あまり女子と話さなかったし、そこまで仲のいい異性の友達はいなかった。


俺もそろそろ帰りたかったし、ちょうどいい。

「じゃあもう行こうぜ、コンビニでも寄って帰ろう。」
そう言ってここから足早に立ち去った。

向こうから来た女子に気づかれたが、俺達はまだその事を知らない。