「うっ・・・


好き、だよ・・・。

可愛げないのは知ってる・・・けど・・・


好きなんだよぉっ・・・・・・」






あたしが、嗚咽を噛み殺しながら言ったとき。




















「・・・・・・美歩、お前、勘違いしてる。」




愛しい人の、声がして。




振り向けば。







男の子の中で、小さい・・・愛しい彼が。



頬を染めて、あたしを見ていた。








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