花音「ふぅー…結構ミスタッチが減ってきたかな…」
家へ帰ってきた私はすぐに伴奏の練習を始めた。
奏人君が言っていた様に、楽譜通りの演奏には注意して練習するようにした。
心の底から溢れ出すメロディー…
楽しみながら弾いていると、自然と指が動き、奏でてくれる。
やっぱり私はピアノが大好きだな。
―翌日。
奏人「おはよう、楽音寺。
ヴァイオリン、実に1年ぶりに弾いてみた。でも、習っていた時の感覚があって、良かった。」
花音「そう、それならよかった…
いつ、弾いてくれるの?」
奏人「俺の得意曲でいいなら、今週の土曜…あ、明日か。明日にでも弾ける。」
花音「そっか!じゃあ明日でいい?」
奏人「オッケー」
花音「楽しみー!」
虹歌「なになにー?二人でなにするつもりー?」
奏人「いや、ただ明日俺がヴァイオリンを弾いてあげるだけ。」
虹歌「えっ!?もう弾く気ないって言ってたのに!?」
奏人「今は弾く気満々だよ。」
虹歌「えー変なのーうちも付いてってもいいー?」
奏人「あぁ。でも女子2人なら俺も円誘うけどいいか?」
花音 虹歌「うん!」
奏人「わかった。じゃあ場所は俺ん家で。ちなみにピアノもあるから、楽音寺、お前も弾いていいから。」
花音「やったー!」
虹歌「楽しみにしてる!」
奏人「じゃあ待ち合わせ時間は…」
―こうして、私達は予定を決め、次の日…


