奏人「俺の母がピアニストでさ。
昔はよく聴かされてたよ…
まるで子守唄のような優しい音色で…
…俺は、母が奏でるピアノの音色が大好きだった。」
円「…今は弾いてないの?」
奏人「うん、もう弾く余裕がなさそうだし」
虹歌「そっかぁ、残念やな」
奏人「別に、母が決めることだからしょうがないことだから…」
花音「変なこと聞いちゃって…」
奏人「謝んないでいいよ、気にしないで」
花音「うん…」
奏人君は落ち込んでるような顔をしている。
変な空気にしてしまった。
花音「じゃあ、これで演奏会はお開きにする?」
円「そ、そうだな、今日は誘ってくれて…」
虹歌「もう帰る気なんかい二人は!?
せっかくみんなで集まったんだからこれからどっか行こうよ!」
円「どっかってどこへ?」
花音「ちょっと急すぎない…?」
奏人「…別に俺はいいが」
花音「私もいいけど…」
虹歌「なら行こうよ!お腹減ったし、レストランに行かない!?円はどう?」
円「えっ…まぁ暇だし行ってもいいよ…」
虹歌「よし決まり!じゃあどこ行く?」

そして私達は近くのレストランに行くことにした。
あまりにも突然のことだったが、いちよみんなお金は持ってきてるみたいだった。