あたふたしながら、つかつかとE組の輪に歩み寄る芽留ちゃんを止める。





「はぁ?何アンタ」

「紗絢ちゃんはストーカーじゃないもん!自意識過剰なんじゃないの?」

「飛鳥をバカにしてんの!?」

「寧ろ芽留がバカにしてるのは貴女達だよ。

仮にも女の子なのに地面に座ってスカートなのに足広げて…

恥ずかしくないの?」





蔑むように微笑した芽留ちゃん。



小馬鹿にされた女の子達は怒りからか、顔を赤く染める。



気が遠くなりそうな冷戦に、少し目眩がした。