俺を嫌いになればいい。






「はぁ!?ブス!?」

「ブスにブスとか言われたくないし!」

「芽留はブスじゃないよ〜!皆『可愛い』『可愛い』って褒めてくれるもん!」





うん。だって芽留ちゃん可愛いもん。



芽留ちゃん曰くわたしはA組のお母さんらしい。なら、芽留ちゃんはA組のマスコット的存在だ。



言い合う芽留ちゃん(なんだか逞しい…)と、E組の子達(スゴく怖い…)。



その間でおろおろしていれば、芽留ちゃんはわたしにコソッと言う。





「この人達、最近、芽留に絡んで来るの」

「え、」

「テメェがウゼえからだよ!」





聞こえていたのか、声を荒げる女の子。