「紗絢ちゃん寝てると思ったからママそっとしておいたけど、もうちょっと早く来てくれたら会えたのよ?」 「…会えた?」 誰に?と小首を傾げてママを見る。 よくママを見れば、手にはファイルと小包と林檎の入った袋。