俺を嫌いになればいい。






下ろそうとして宙で止まっていた腕を再度持ち上げて彼の手を掴む。


今度は空を切ることはなく、彼の指まで絡み付く。



―――ばしゃん!と音をたてて飛び込んだプール。



夏場と言えど夜中の11時。ひんやりと冷たく、水が染み込んだ衣服が肌に纏わりついた。