何が正解で不正解なのかなんて分からない。 簡単に“頑張る”なんて言ってどうにかなる問題でもない。でも――‥ 傍に置いてあった塾の鞄に手を添えると、ギュッと握る。 頑張らない限りは、始まらない。こればっかりは飛鳥君次第だけど、“なんとかなる”と彼を信じてしまうわたしがいる。 信じて“頑張って”と思ってしまう。あわよくば、もう一度、彼と同じ時間を過ごしたいと。