「…で、頑張る」 「うん、頑張ってね」 「…ああ。慶翔高校に受かるようにする」 「…うん?」 今、凄い幻聴が聞こえた気がする。 目を見開いて口を開けたまま飛鳥君をポカンと眺めるわたしは間抜け面だと思う。 でもそれほど凄い聞き間違いをした。