俺を嫌いになればいい。






「…明日から夏休みだな」





チラッと飛鳥君を見ても、月を眺めたまま。



その目はなにかを決心したような瞳の色だった。



やけに真面目な表情で、退屈しのぎにわたしを呼んだ訳じゃないことが分かる。



夏休みが始まる、それはすなわちわたしと飛鳥君の、奇妙な邂逅も終わりを告げると言うこと。



その事実に、胸が痛くなった。