ショコラノアール~運命の恋~

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警察の人が帰ったのは、もう日付変更線を越えていた。



明日事情聴取に来るように言われただ頷いていた。


いたずらにしては度が過ぎると那珂井さんの怒りは心頭だ。

私は携帯でのあの言葉は言っていいものかどうか、

まだ誰にも言えずにいた。


『そこにいるんでしょ泥棒猫、出てきなさいよ殺してあげるから。』


思い出しても身震いする。


ただのいたずらではないはず。


私を狙ってやったのだ。


いったい誰に相談したらいいのか。


「大変だったね。

しばらく下で寝るといいわ」


「でもっ、那珂井さんに迷惑かけられないです」

「どうして?

迷惑なんかじゃないわよ。

しのちゃんは被害者じゃない。


私だって一人じゃ怖いわよ」


「那珂井さんは大丈夫ですよ、だって……あ…っ」


「……。

しのちゃん、やっぱり何か話してないことあるんじゃないの?」


「実は……あの……」


那珂井さんには好意で部屋貸して下さったのに、

こんな迷惑かけたのに、黙ってるなんてだめだよね。


本当のこと話さなきゃいけない。


陽くんからの気になるメールのこと。


ガラスが割られた直後の電話。


それと、わたしの過呼吸症状のこと。


今回は留まったけど、いつか迷惑かけるかもしれないから。