ショコラノアール~運命の恋~

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P 検会場には知らない顔ばかりだ。

今まで興味がなくて受験してこなかったから、同学年代はほとんど受験済みだ。

就活を始めるに辺り、

資格は多い方が有利だし、

いろんな面でPC スキルは必要とされる。


遅ればせながらという感じでの受験だ。


「あれ?宮じゃん?」


「あ、南」


「元気か?」


「あ、うん。

南、就職内々定だって?


まだオレなんてまだ絞れてもいないのに、

決まったとかスゲーよ」



「あー、うん、まあ」



何となくばつの悪そうで、歯切れの悪い返事。


「どうした?


まさか、内定取り消しとか?」



「いや、そうじゃないんだ、

唯、彼女の紹介でバイトから入った、

会社だからさ」


「なるほど、問題は就職先じゃなく彼女ってことか」


「そう。

 うるさいんだよな、なんかもう先が見えてるっていうか、

 彼女からは逃げられない感じで窮屈でさ。

 先回りして色々世話焼いて、

 今日も、P検位とっておいた方がいいって、

 言われて取りに来たっていうより取るように命じられた感じかな」


「端から聞いたら、それ惚気だから」


それを聞いた南は苦笑いした。


「惚気……そういう時期は過ぎたよ」


男と女は色々あるんだな、

俺には縁のない話だ。